MaBISCare メイビスケア

「沖縄県の子供の相対的貧困率は29.9%、3人に1人が貧困状態にあることを意味します。」

子供の小学校のプレゼンテーションでこれを聞いた時、大好きな沖縄の暗い面を知りました。

私たち家族は、2021年に沖縄に移住してきました。
ダイビングにはまり通い続けた若い時の沖縄の明るいイメージが、子供の小学校入学に合わせ移住してきた時に変わりました。
なぜ、このような状況なのか自分なりに調べた結果、自分の残りの人生でやりたいことが明確になったのです。
沖縄の子供たちが貧困の連鎖から抜け出し、この問題を解決する自立的な経済を発展させる担い手になってほしいという強い思いを心の中に持つようになりました。

価値ある観光資源、アジアからのアクセスの良さ、増える若年人口、これらの強みを生かし、大事な伝統や自然を守りながら、新たなサービス・商品を創造できる人材、これをアントレプレナー（Entrepreneur＝起業家）人材と定義し、無償でアントレプレナー人材を育成する教育を提供したいという目標を持つようになりました。

問題は、運営費用です。富裕層向けのサービスでは問題は解決しません。
ざっと計算しても、毎年1000名の子供に無償でこのような教育を提供する施設を整備した場合、年間1億円はかかります。寄付や税金に頼らずこの費用を持続的に捻出し続ける仕組みが必要になります。

私の答えは、3度目の起業を沖縄ですることでした。
その第一弾が、介護事業です。25年以上経営に携わってきた事業です。
この事業で生み出した利益で学校の運営費用を生み出す計画を立てています。介護事業は多くの雇用を生み出します。生産性を上げ、給与を上げることで家計の経済基盤の強化にもなります。

2023年に起業した株式会社メイビスケアには、私のこのような夢に共感してくれた沖縄の若者たちが集まってくれました。
皆の力を借り、2024年1月オープンした事業所が「リハばる浦添」です。

2030年までは、沖縄で介護事業を展開し、全国で勝てるビジネスモデルを作り上げます。
2030年からは内地に進出し、2040年には沖縄発の全国展開の介護会社になることを目指します。高齢化が進むアジア諸国に進出することも視野に入れています。

この過程で生み出す利益をアントレプレナー育成の学校運営に充て、2040年には沖縄で1000名の子供たちにアントレプレナー教育を提供することを目指しています。

子供たちが将来生活に困窮することなく、やりがいのある仕事をしながら、沖縄をより良い地域にしてくれる大人になるための学びの場を提供します。

皆様のご支援、ご鞭撻をお願い申し上げます。
2025年4月　南城市にて